知っておきたい、派遣薬剤師のメリット・デメリット

どんな物事でも両面があります。前向きな見方、後ろ向きな見方、いずれも可能であり真実です。自身の仕事を選ぶ際にも、いい面だけを見てただ憧れるのではなく、仕事の両面を理解しておく必要があります。

薬剤師でも、正社員ではなく派遣薬剤師に惹かれる場合、派遣ならば自由な時間を確保しながら勤務しやすいこと、人間関係の構築やコミュニケーション促進に割く労力が少なくて済むこと、そして時給が高額なこと、といった「メリット」に魅力を感じるでしょう。

しかし、実際に派遣薬剤師として勤務して「思っていたのと違う」とならないように、派遣薬剤師として働く際の「デメリット」を考えておくことが大切です。 待遇面を見てみると、時給が高いから生活が安定するだろうと思うかもしれませんが、ボーナスがないこと、休んだら休んだだけお給料が下がること、一般的に交通費は支給されないことを配慮すると、一概に安定は望めず、上手なやり繰りが必要です。

正社員ならば、入社してしまえば自身から辞職を考えるか、会社が倒産でもしない限り、「解雇」という状況は訪れません。しかし派遣薬剤師の場合には、定期更新の際にこの「解雇の可能性」が必ず発生し続けます。 企業と良好な関係を築け、職場環境が許すならば、半永久的に契約が更新されるケースももちろんあります。しかし逆のケースでは、わずか3ヶ月で職がなくなる、という可能性もないわけではありません。

企業側の経営難などで経費削減を考えるならば、時給が高い派遣社員は、真っ先に対象となり、契約が更新されないという事態もあるでしょう。いわゆる「派遣切り」です。 そのようなとき、正社員ならば、何らかの抗議をしたり補償を受けることもできますが、派遣のケースでは契約に基づいた正当な行為なので、異を唱えることはできません。

「じゃあ次の派遣先を紹介してもらえばいい」と思うかもしれませんが、すぐに希望通りの求人が紹介されるという保証はなく、タイミングが悪ければ、無職の状態が数ヶ月続いてしまうかもしれません。 このような「不安定性」というデメリットをできるだけ少なくするには、質の良い求人情報が多く集まる派遣会社を選ぶ必要があります。

派遣会社における待遇面も、しっかりチェックしておく必要があります。労災保険に加入でき、万が一の場合でも保障がされていること、派遣先と何かしらのトラブルが起こったときには、派遣会社と派遣先とのあいだで交渉してくれるといった「派遣薬剤師を守ってくれる状態かどうか」が見極めのポイントです。

安心して働けて、より良い求人情報をもたらしてくれる派遣会社選びには、薬剤師専門の転職支援サイトを活用するのがおすすめです。非公開求人の取り扱いもあり、不安があれば専門コンサルタントに相談することができます。

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