派遣薬剤師、登録の前にこれは知っておきたい

「派遣薬剤師」は、転職活動中の「つなぎ」としての仕事であったり、「子育て中の限られた時間で効率よく稼ぎたい」という方、いろんな職場を経験してみたい、といった方に合う働き方であるといえます。

派遣薬剤師としての仕事を考えるとき、いくつかのメリットが浮かびますが、もちろんデメリットといえるものもあります。派遣薬剤師としての登録の前に、まずはそれらのメリット・デメリットをきちんと理解しておきましょう。

転職活動中の方や子育て中の方がなぜ正社員よりも派遣薬剤師を選ぶかといえば、まず第一に「時間の融通が利きやすい」というメリットがあるためです。

薬剤師という業種ではもともと残業は多くありませんが、それでも残業が必要な場合、経営者の視点から見ると、正社員と派遣社員がいれば時給のより高い派遣社員には残業させたくない、と考えることもあり、派遣ならシフト通りの勤務が望めます。

また、より責任ある仕事を任される正社員とは異なり、「急に子供が熱を出したので休みたい」、「面接があるので休みたい」という場合にも、派遣薬剤師の方がより休みやすい環境であると言えます。

「臨時で働く」という条件であれば、より手軽なパートやアルバイトとして働く選択肢もありますが、時給において、派遣薬剤師の方が確実に有利な待遇となるでしょう。

派遣薬剤師の時給の一般的な相場は2,000~3,000円であり、緊急の募集であったり薬剤師の少ない地方ならば、さらに高額での採用ケースも見られます。パート、アルバイトの時給と比較すれば、その待遇差は歴然としていますね。

はじめから長期での雇用を望む派遣先だけでなく、3ヶ月といった短期で区切っている派遣もあり、「いろんな職場を経験してみたい」という方にとっては、このような短期派遣が希望に合うでしょう。

一般的な派遣会社であれば、福利厚生面の対応もしっかりしていて安心して働けるほか、派遣薬剤師の場合、賠償責任保険へ加入できるのも嬉しい点です。 これらのメリットに対し、派遣薬剤師では「給与」「雇用の安定性」においてのデメリットが見られます。特に給与面に関しては、いくつかの注意点があります。

まず、派遣薬剤師には賞与がありません。時給が高いので、正社員と変わらない収入が見込めるように感じるかもしれませんが、年収にしてみれば、確実に賞与分が低くなってしまいます。 また、長く働いたからといって正社員のように役職が変わりステップアップしていく、という変化がなく、したがって昇給は期待できません。自身のキャリアアップを望むことも難しいでしょう。

交通費支給のケースは少ないため、予め給与から交通費を差し引いて考える必要があります。また時間給であるために、祝日や長期休暇の多い月にはその分月収が減ることについても、考慮してやりくりする必要があります。

こういった給与面でのデメリットのほか、雇用面では、契約更新ごとに解雇の可能性がある、という不安があります。薬剤師業界の求人は少なくないとはいえ、求職・転職活動を頻繁に行うのは大変なものです。

このような特徴を踏まえたうえで自身の将来的な生活をイメージし、「派遣薬剤師として働きたい」と希望する場合には、薬剤師専門の人材派遣会社への登録をおすすめします。 担当のコンサルタントから、薬剤師の仕事の特性を理解してのアドバイスを受けたり、自分の希望に合う職場を紹介したり相談できるので、より理想的な働き方が可能になります。

ページの先頭へ