派遣薬剤師に求められるITスキル

薬剤師の資格を持ち、正社員ではなく派遣で働きたいと思う方は、一般的な派遣会社と薬剤師専門の派遣会社とがあれば、もちろん「後者に登録したい」と考えるでしょう。 転職が比較的多く、売り手市場である医療業界において、薬剤師もその例外ではなく、薬剤師専門派遣会社への登録者数も年々増えている状況です。

登録を行う側としては「無料なのだからこっちも登録しておこう」と、複数の派遣登録を行う傾向にあります。 それぞれ派遣先から紹介があれば、そのなかで自身の希望に最も合った求人を選ぶことができるわけですが、別の面から見てみれば、ひとつの求人に対する登録者数も増える=求人倍率が高まる、ということでもあります。

そんな環境において、より良い条件の求人先を紹介してもらうためにできることのひとつは、派遣登録時には「自身のスキルや取得資格についてより詳細に記入しておく」ということです。 こんな項目は派遣薬剤師の採用に関係しないだろう・・・と決めつけず、プロフィール欄にいろいろと入力してみましょう。

特に入力しておきたいのが、パソコン関連の資格・スキルです。薬剤師といえば、薬に関する知識を活用して正確な処方を行うのが主な仕事ですが、その業務全般において、今やパソコンの使用を欠かすことはできません。 調剤薬局でどうしてあれだけの数の患者さんの処方を、間違えることなく素早く行えるかといえば、すべての情報がパソコンで管理されているためです。

薬の処方においては、患者さんの体質や健康状態の情報が欠かせませんが、こういった情報も、すべてパソコンに入力、データで管理され、誤った処方がされない仕組みになっています。こういった管理を行うのも、薬剤師の仕事のひとつなのです。

対患者さんだけでなく、局内の業務である薬剤の発注や売上管理なども、パソコン上のソフトで行われています。重要な書類の管理は正社員の方が扱うと思いますが、それに付随するパソコン作業については派遣薬剤師に頼みたい、という企業は多いでしょう。

厚労省による薬剤師を対象としたアンケートでは、40歳以下の薬剤師の約7割が「パソコンを扱える」と回答しているものの、残りの3割の方は「パソコンが苦手だ」という回答だったそうです。 もしも、同じような条件の派遣薬剤師のうちどちらの方を採用しようかという状況で「パソコンを使える」とプロフィールにある方と、特に記載のない方がいれば、やはり採用者としては、前者の方に魅力を感じるでしょう。

このような背景から、派遣薬剤師として働く際、IT関連の知識をより広く持っていることが、より良い条件で派遣勤務できる確率を高める、と言えるのです。不安な方は、自身のスキルについて、薬剤師専門の転職支援サイトで相談してみるという方法もありますよ。

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